なんだかんだ1年近くやってきた映像学区シリーズ。
よくわからないんですが、なぜか心の持ちようについて話すとウケがよろしいようです。
そんなわけで今日のテーマは、「動画に挫折する時と、その対処法」。
スランプに立ち向かうのは誰でもできることではない。例えば学校のテストでうまくいかないとき、「挽回しよう」と突っ張っていける人間は全員ではないわけで。
動画づくりを趣味でやるのならなおさらです。
じゃあスランプからなるべく全力で逃げる、そういう考えも実はアリではないか。
幸せにクリエイティブに過ごしたいなら、そして今伸び悩みを感じるならこの記事を見る価値はあるでしょう。逆に、今を楽しんでいるのであれば、たぶん見ないほうがいいと思います。
それでは、どうぞ。
目次
嫉妬で悩むトラブル
上手いライバルの出現

嫉妬は不可避では
上手いライバルは突然現れるものです。チャンネル規模だろうがあるいは実力だろうが、同業が突然伸び始めると、嫉妬します。
それは誰だってそうですよ、きっと。
嫉妬はクリエイターを奮起させるだけでしょうか。本当にポジティブな効果だけ?
それは違うと思います。では、ネガティブな嫉妬はどう対処しましょうか。
ここで提案するのが、潔くミュートするということです。
たとえばTwitterにはミュートという機能があります。嫉妬して嫌な気持ちになるくらいなら、潔くミュートしていいかなと思うのです。
「ミュートしたらより高い実力を得られんじゃないか」っていう感じはあるんですが、そもそも本当に憧れる相手なのなら、本当に「すげぇ」となったのなら、嫉妬より先に尊敬するしかなくなるものです。良いものを「良い」と言えなくなりそうな相手なら、多少仲が良くても目に触れないようにするのはアリだと思います。
SNSは関わる人を増やせるだけでなく、選べるという側面があるようです。
若いクリエイターが表れたときにも似たことは起こります。
時代は変わりました。この複雑なインターネットの世界には、レベルの高いみなさんが山ほどいます。
彼らに比べて、出遅れていると後悔していますか?
けれど、我々が年老いているからと言って、あまり気にすることではありません。もし気になるなら、やはり全力で逃げるのも選択肢のひとつです。趣味は耐えるものではなくて楽しむものですので、競争する気がなくなった時は違う方向へ逃げるべきです。
今はそうでもないんですが、一時期、うp主が病んでいたころは「中学生でこれは上手い方~」系のタグを見たらすべて視界から排除していました。
まぁ何が言いたいのかと言えば、人間どうしても追いつけないものは追いつけないのだから嫌なものを見るくらいなら別のコトを考えよう、ということです。
見ないから負けということはないです。
他の人がたどりつかないものを生み出す
バズらん

あなたの作品が盛り上がるか、盛り上がらないか。
たかが数値を気にするなと言われることは多いですが、気にならないなら最初から気にしないよと。
評価を気にするということは、少しでも多くのファンが欲しいんだと心の内では思っているはずです。
でも伸び悩んでしまうようなみなさんへ。
ここで提案したいのが、今までない組み合わせのコンテンツを世に送り出す
という考え方です。
もう既に多くの人が気づいているでしょうが、うp主は「映像制作がバチクソうめぇ」ということを売りにしているわけではありません。
そんなことは、とても畏れ多くてできません(笑い)。
周り探せばもっと上手い人はいっぱいいますよ。写真や実写動画だってそうです。
まわりにはプロフェッショナルなグラファーばかりなのですから、おなじようなことを下位互換的に真似するのは面白くない。
映像学区シリーズはここで考え方を切り替えて、「誰でもセンスなしで到達できる表現」と「動画づくり」と「かんたんなデザイン」を組み合わせれば面白いものができるんでは?というノリで始めたものです。
よりクリエイティブに楽しく伸びたいのであれば、今までにない2つを組み合わせるほうが考えやすいです。
ビジネスで何か儲けるというのであれば別でしょうけれど、少なくとも趣味でやるなら自分にしかできないことをしたいなとそう思いつづけているうp主です。
まぁ、こんなこと言っているから成長が遅いんですけれども🙄
競争したくないので。楽しめなくなるので。
良い環境がどうあがいても揃わない
資金不足

映像学区の視聴者層には中高生さんも多いらしいです。
そこで、このお話は一度しておこうと思います。
自分のやりたいことに対して環境がそろわないとき、いったいどうすりゃいいんだ、というお話です。
まず年齢的な課題は予想以上に深刻です。
例えばAdobeののような継続支払い・海外のプラグイン購入ではクレジットカードが必須です。最近はプリペイドでなんとかなることもあるらしいですが、うp主は高校生時代にかなり難儀しました。
それからそもそも資金が不足することも考えられます。
機材って突き詰めると高いですし、学校によってはバイトができない例もあります。学校で専門分野を学ぶなど外部の援助があればいいですが、そういうことができる人はごく一部です。
そう、誰でもいつも素晴らしい環境が手に入るとは限らない。
努力しろと言われても困惑するしかないわけです。そういう場合、しかるべき時期を待つことになるのです。しかし、何もしないと創作欲が爆発してしまいます。
じゃあどうしようか。
ここで映像学区的に提案するのが、やはり「方向性を変えてみる」というアクションです。できないことはできないので、できることを探すしかない。
例えばふだんの映像学区では、①エフェクトに頼りすぎない②デザインスキルによる動画作りを推奨しています。これはいい意味で「逃げ道」になります。
まず、静止画のデザインにも応用できるので、人に見せるあらゆるデザインがうまくなります。
そして動画編集を軽量化することができます。
極端な話、基礎のデザインを理解していれば、白背景+写真+テキスト置くだけで1つの立派な絵として成立させることができます。
オブジェクトを最低限に抑えられるので、貧弱なPCでも、ある程度のレベルに持っていけるのです。
余談
差別化を図るという視点を中高生くらいでもっておくとよさそうです。
Vtuber好きな方ならわかる例を持ってきましょう。数多の切り抜きチャンネルがある中で目立つチャンネルになるのは難しいことです。しかしその1つ1つを研究してみると、「個性豊かな絵柄」「エモーショナルな子コメントアニメーション」など、なにかしら他にはないオリジナルな組み合わせがあるワケです。
今までにない表現と既存のジャンルを組み合わせてうまくハマればいいよね、と。
この「自分にしかできない組み合わせを探そう」という思考はとても大事だと思いますので、別で1本の動画にしました。よければどうぞ。
おわりに
今回は、「動画づくり、病み時にどうしようか」というお話をしました。

「環境が手に入らないならあがいて行動しろ」と主張する人はこの世にいっぱいいます。まぁたしかにそれで成功する例もあるんでしょうけれど、あがきようがないシーンもあるはずです。
むしろ多いのではないかな。
そりゃそうです。
あがいてどうにもならないから、悩んでいるわけで。
それだったらもう、全力であきらめて違うルートでクリエイティブに走りつづけてほしいな、と映像学区的には思うわけです。
うp主自身の経験としても、動画から逃げることでいろいろつかんだものがあったので、今回動画にさせてもらいました。
さて。 次回は何について話そうかしら?