【後日談】POV Photography Vlogの作り方

日常雑記
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みなさんこんにちは、雪原てとらです。

普段は、動画解説実況シリーズ「映像学区」を連載しています。

横浜でVlogを撮影してきました。

このような動画を投稿した経緯を、久しぶりにブログにまとめたいと思います。

Video + Blog = “Vlog” ・・・「ビデオブログ」🤗

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映像学区のVlog

POV Photographyをはじめるまで

約1年間YouTubeにて発信してきたチュートリアル、『ゆっくり映像学区』シリーズ。その最初の動画で「Vlog」をやりたいと言っています。やると宣言した中で、唯一残していたジャンルですね。

Vlogをやりたい。なぜか。

映像学区シリーズの目的のひとつに、「オタク階層に、まだ少ないイカしたクリエイター文化を持ってくること」があります。そう、このエモエモVlog文化は日本のギークな階層にはまだ浸透していない。

Vlogというと普通、イケメンなクリエイターさんが自らを全身で表現するものです。では逆の発想で、私生活を明かさずしてVlogができれば、これはこれでおもしろいじゃないかと。

理想のVlogスタイル

1年ほど海外の様々なコンテンツを研究したうえで、欧米の文化である「POV Photography」に挑戦することにしました。これはフォトグラファーのバックにGoProを取り付け、撮影のありのままを発信するものです。海外ではPierre T. Lambertさんが有名です

I got an engineering degree for fun. Now I'm into sharing my Real passion/jo…
www.youtube.com

POV Photographyのハードル

日本の文化に合わせる

どんな文化でも、海外から持ち込むときにはそれなりのローカライゼーションが必要です。

海外では大丈夫だから、まぁいいんでは🤔

という思考が最も危険です。

ただでさえマイナーなPOVフォトなのですから、通行人が不快にならない撮影を心掛けることになります。これは大前提です。FUJIFILMの”社会派”ストリートフォト動画が炎上した過去もあるように、ここを疎かにするとロクなことになりません。ビビりがちな撮影ではなく、楽しい撮影をしたい。

そこで以下のような点に注意しています。

  • 通行人の正面をテーマとしない
  • 人の往来がテーマなら「後ろ・距離をとる」など気にならない位置で
  • プライベートに足を踏み入れない・なるべくカメラを向けない
  • 適宜装備をシンプルにする(スタビライザーで威圧しない)
  • 人物が撮れない代わりに、Brollを撮りまくる
  • 望遠レンズは向きに注意する(望遠レンズに配慮)

これは一例で、他にも自分でルールを定めています。

こういうブログ記事は本当に参考になります。

うp主映り込みを防ぐ

うp主が画面に映っても得する人はそこまでいません。さすがにいないでしょ。

「ゆっくり動画」という媒体に持ってくるうえでも、意図しない本人出演は避けたいものです。

またOSMO ACTIONは広角なので、ファインダー撮影をすると頬やマスクが映ります。

これは純粋に美しくないです。せっかくのミラーレス機なので、チルトモニターをフル活用して撮影しています。モニター輝度を挙げることで顔の映り込みをなるべく防止しています。

とはいえ映ってしまうときはあります。

このシーンは危なかった(顎が見えている)。もうビデオモニター買うしかないっすね(笑)

POVうらばなし・後日談

ここからはシーン別にこだわったポイントなどをまとめます。

ゆっくりボイスによる「ロケ地・レンズ紹介」

映像学区の視聴者さんは実写より、モーションデザインを作る方がおおそうです。たぶんカメラのことは詳しくない。そんなみなさんに「F4は暗い」なんて言っても「は?」ってなるだけです。そういうことは専門的なカメラマンYouTuberに任せておけばいい。

あえて興味をもってもらえるように「F4→平凡に光を集める」「F1.8→バチクソ光を集める」「Gレンズ→ちょっとおもしろレンズ」みたいな表現にしています。ゆっくり動画なのですから、こういうところで遊ぶのは構わないと思っています。面白いかは、まだわかりません。

Vlogスタート:石川町駅

元町中華街周辺を歩きました。

スタートがJR根岸線の駅なのは日本らしくていいことです。

音ハメがキモチェェ…🤗

的なコメントをいただきました。

実写動画の場合、特にサウンドデザインの部分が重要になります。このサウンドデザインについて分かりやすく解説している動画があまりないので、そのうち映像学区でも扱いたいですね。

ついでにぶっちゃけますと、このビデオ内のサウンドはすべて外部からの素材です。つまり音と動画が全く別なのですが、演出には十分です。逆に言えばそれだけサウンドデザインがカギであるということです。

ジンバルショット:大さん橋付近

電動スタビライザー、DJIのRSC2で撮影しています。

小さいカメラバックに入るサイズながら、そのモーターパワーは驚異的です。α6300+SIGMA18-35mmが乗ります。この話はまたいつか詳しくやりましょう。

このショットは歩道橋から撮影していますが、高さがあるためMavic Miniのようなドローン空撮を彷彿とさせる絵になります。日本の都市では原則小型ドローンも飛ばせないので、こういう「疑似ドローンショット」で乗りきるとよいBrollを撮影できます。

扉絵のような表現:みなとみらい

Vlogの扉絵です。

ラインとテキストを組み合わせたデザインは、Cienmatic Vlogで有名な大川優介さんのReview動画でもよく登場していました。このデザインはシンプルでとてもすき。

また疑似ドローンショットです。

今回は北欧のあるクリエイターのLUTをお借りして仕上げています。レトロな横浜の街並みとマッチするからです。日本の都市に合うLUTはなかなか無いので、いつも悩みます。春というよりは秋っぽいルックになりましたが、それはそれで気に入っています。

まぁピクチャープロファイル「Cine4」で撮影しているので、LUTはいらないと言えばないんですけどね。Logガンマカーブから変換する必要はないはずなので(すみません、もうちょいしっかり勉強します)

ストリートフォト:山下公園

Lightroom「かすみ除去」でゴリ押ししている感があります。

ちょっと色がキツかった気もします。現像の正解がよくわかっていません。

ちょうど飛行機のサウンドエフェクトを見つけたので、ここに入れておきました。シンプルで背景素材にもできそう。面白い写真ではないけど悪くはないと思います。

よくInstagramで見かけるシャドーを潰したようなレタッチを、「Moody Photo」というそうです。これはそれとは反対のいわば「Realistic Photo」です。今回のVlogはレタッチテーマが動画の中でバラバラなんですが、特に違和感はなかったように思います。

Broll:大さん橋

フレームブレンド+再生速度20%でいい感じのブレになってくれるかなと期待していたんですが、ちょっとここは失敗しました。AFが背景をつかむところがちょっと不自然ですね。

反省ポイントです。

RSC2での望遠ショットは、DaVinci Resolveのスタビライゼーション機能で補正しています。

今まで気づかなかったのですが、このスタビライズ処理の過程で選択を間違えるとカクカクした動画になるようです。一定の時間間隔で「止める➡次のセクション➡止める」みたいな処理をしているんでしょうか。今度からは工夫が必要になりそうです。

ここも反省。

雨:馬車道駅

このあたりでにわか雨が降ってきたので、駅の入り口に避難しました。

ちょうど曇った窓がついていたので、かすみたっぷりのB-rollを確保。タイムラプスしようかなとも思ったんですが、すぐに雨は通過しました。これはチャンスです。

海外のPOV Photoをみるとわかるのですが、雨上がりの路面・空というのは写真にとって絶好のコンディションなのです。反射もあり、露出も合わせやすい。曇りや雨は、晴れの日より”MoodyなPhoto“に向いている気がします。

次は16mmのレンズで撮りたいですね。焦点距離18-105mmだと広角は辛いです。

夕暮れ:桜木町

タイムラプスと通常の動画を組み合わせています。

F4固定レンズの割には、悪くない画が出てきた気がします。

「ブォン」という音(Whoosh)を使うと、切り替えが自然です。サウンドエフェクトは全てを解決する。

Chillなレタッチ?:新高島

緑と影があればChillなフォトレタッチが似合うのかも。

これも次は16mmで撮ってみたいですね。