- ゆっくり実況の作り方 -

【AviUtl】マスクでつくるゆっくり実況向けワイプ

映像学区

みなさんこんにちは、雪原てとらです。

普段は、動画解説実況シリーズ「映像学区」を連載しています。

Twitterでこういう発言を見かけたのでお借りしてきました。すごく良いツイートです。

うp主はこれを見たとき、「あ、これすごく動画で答えたいなぁ」と思いました。 この表現はAviUtl Onlyでできます。しかも無理してじゃなくて、すごく簡単にね。

AviUtlの「マスク」というエフェクトを使います。めちゃくちゃ便利な割に、世界のAviUtl初心者の10%くらいは知らない機能なので触れたいなと思います。

ワイプをつくります。

方針

  • 2色でいきます。白と青で良いでしょう。
  • 背景に模様もつけてあげたいですね(ストライプ)

完成品としては、こういうレイヤー構造になっています。

背景

ではまず、白い円を用意します。

サイズはお好きにどうぞ。

白い円が一個でもいいんですが、デフォルト感満載で楽しくないデザインです。複製してあげて、サイズ大きくして、ライン幅細くしましょう。

こういう境界線があると、情報が整理できるので良いですね。

※よくフキダシを動画内で使いますが、あれも枠によって情報を分けているのです!

ストライプ模様

白い円は背景なので模様を入れたいんですが、無理をしてはいけません。

「模様のための別の円」を重ねてあげましょう。

色を上に重ねるのですから、別のオブジェクトだっていいのです。

ここに斜めブラインド(スクリプト)をかけます。青色にしておきます。

立ち絵によっては「色が濃すぎるな」と感じるかも。

お好みで、透明度や色を調整してください。

立ち絵+マスク

つづいてここに立ち絵を持ってきます。

白い円に合わせて、画像から円形に切り取りたいですね。

設定ウィンドウ右上の「+」マークを押してマスクを追加します。

顔にくるようにあわせます。

完成です。お疲れ様です。

AviUtlマスクを使うと幸せになれる。

マスクがあると幸せになれます。これはなぜなのでしょう。

主に2つのことが考えられると思います。

・余計な情報をカットできる

一つは余分な情報をカットできるというポイントです。

動画には何かしらのメッセージがあるはず。もし合成する素材がメインメッセージでないならば、主張は控えめにしておきたい。

そんな時にマスクで必要なところだけ切り取れば、画面の中の情報を整理できます。

・空間を拡張できる

キャラクターの一部分を隠すと、「向こう側の空間」があるかのように表現できます。

これをうp主は「空間の拡張」と勝手に呼んでいます。

これらは海外のCinematic Vloggerさんが、よく心得ている表現です。よかったらそういう動画も見に行ってみてください。ここにDunnaさんの例を挙げておきましょう。

おわりに

今回は、「AviUtl、マスクに秘める可能性」というお話をしました。

最初にクリッピングやマスクを押さえておくと、情報の整理にすごく役立つ気がします。

「クロップは分かるけれどマスクはどうもよくわからない」というのは、実際うp主もずっとそうだったので共感できます。

動画内で映像学区のTシャツ作りについてつぶやきました。

多くの方が気づいてくれたようで、「ほしい」とコメントいただきました。

嬉しいです。個人でTシャツを作ったことは無いのですが、ぜひやってみたいなと思いました。だって楽しそうじゃん(期待)

どうやらこのSUZURIというサービスが、映像学区の規模的には便利そうですね。Tシャツに限らず様々なデザイングッズを販売できるようです。

あわよくば機材代の足しにできたらなと思ってみたり。

雪原てとら
雪原てとら

映像学区のマスク動画なんですけど、投稿から1か月弱経っても低評価少ないのでびっくりしています。平和は良いことです。