- ゆっくり実況の作り方 -

SONY 18-105mm F4を買いました

日常雑記
PR
PR

スペック上では「F4通し小三元」

F値が変動しない高倍率ズームレンズを買いました。F4は決してよくボケる明るさではないです。詳細はAmazonやSONYのページでもご覧ください。

やれ明るいだの暗いだの周辺画質だの、文句をつけようと思えばシビアにいろいろ言えそうなレンズではあるようです。しかし他のマウントではあまり見ない特殊なレンズ特性に惚れこんでしまい、ついに購入しました。

今日はスペックだけでは分からない使用感を書いていこうと思います。

※うp主はミスが無いよう努めますが、主観がどうしても入るのでその辺ご留意を。

個人的に欲しかったレンズ

α6×00ガチ勢のビデオグラファーは持っている

Sony α6×00シリーズで映像制作しているビデオグラファーがたいてい持っているレンズが18105Gです。ズーム時レンズの長さの変わらないインナーズーム方式はジンバル使用時にバランスの変化がなく、ストレスない運用を可能としています。

電動ズームがついているからGOODという意見については、「人によってはその通り」という感じがします。Cinematicやプロモーション映像では画角を変化させることがあまりないので恩恵はない一方、記録映像や鉄道流し撮りをしたいならすごく都合のいい機能なのです。

FS5やAPS-Cのαを動画機にしているビデオグラファーさんは、本当によく持っています。

「超解像ズーム」によって実質18-210(ムービー)

SONYのミラーレス機には「超解像ズーム」という、2倍しても画質劣化せずにデジタルズームできる機能があります。はっきりいってチートプレイです。単焦点でズームできるようになるくらいなので。

このレンズで言えば、18-105を18-210としてみなせる

しかもバイワイヤ式のズームリングなので、シームレスに超解像ズームに移行できます。

今まで55-210を超解像ズームするために、「中央ボタン=超解像ズーム」と割り当てていたショートカットもしばらくお役御免になりそうです。鉄道撮影のメインレンズが70-200mm系レンズになれば、また使うことにします。

この超解像ズームはRAW撮影では機能しないという制限こそあるものの、映像制作主体の我々にとってはかなりありがたい機能です。たとえば鉄道撮影では、邪魔な電柱や障害物をカンタンに処理できます。

レンズに対する個人的感想

そこまでフロントヘビーには感じない。

このレンズはことあるごとに、

とにかくデカいです。そのわりには軽く感じます😎

みたいなコメントがなされてきました。

しかし常日頃から55-210を使い慣れている方であれば、「ちょっと太くなったな」程度の変化で済むと思います。むしろ55-210のような伸びちぢみがない分、18105Gのほうが取り回しが楽に感じるほどです。

これはスタビライザー搭載時には大切になってくるでしょう。

フィルター径はまぁ…たしかにデカいですけれどもね。

歪みの癖はたしかにある。

ワイド側で歪みがあります。Photoshop Expressではレンズ補正が効かないので、Raw Therapyの補正でなんとかすることにします。撮影時にはわずかにワイド気味で撮っておいたほうがよさそうです。

もっともJPGとムービーでは自動補正がかかるので、さほどストレスを感じません。動画では躊躇なくワイド側を使えます。

これはスチルには使えないという意見をよく見ます。たしかに「良いレンズ」とは言えないかもしれません。しかし現状のSNS投稿くらいの用途であれば、もはやこの程度の画質でも十分なのです。

またうp主は、この18105Gレンズを使って素晴らしいフォトを撮影している「THAT ICELANDIC GUY.」氏をとても尊敬しています。彼からたくさんのテクニックを学びたいところです。

SELP1650との違いはありそう。

16-50mmのキットレンズとの違いはやはり感じます。

SELP18105Gは、SELP1650と比較して色やコントラストがはっきり出るように感じます。またボケの質感が向上している感触があります。この良いボケ感によって、SELP1650よりはっきりした描写を期待できます。

描写がハッキリしたせいか、なんだかF4時に被写界深度の狭さを感じます。

ボケの違いはこちらを参考に。

中央の描写はカリカリしています。これは多くの方の指摘通りです。

Weebill Labに搭載できました。

長さの変わらないインナーズームでは、ジンバル使用時にバランスが変化しません。

ストレスない運用を可能としています。

ただまぁ18105Gはフィルター径がとてもデカいので、前玉のフレーム下部がジンバルのクイックリリースプレートと干渉します。Weebillの場合は、付属しているかさ上げ用のプレートをかませる必要がありそうです。

このかさ上げプレートはカメラの三脚穴と1点で接続しているため、だんだん緩んできます。このとき、緩みを修正するのが割と面倒です。

  • ジンバルからプレートごとカメラを外す。
  • かさ上げプレートに2点留めしているクイックリリースを外す。
  • かさ上げプレートを外す&締めなおす。
  • もう一度ジンバルにセットし直す。

この手順だけで1~2分を要します。

かなり面倒ですね。これは課題。

SELP1650ではかさ上げプレートをかませなくて済むので、このプレート緩みもすぐに締め直しできたていました。しかしSELP18105Gはかさ上げプレートがあるので、どうしても時間がかかってしまうようです。

おわりに

ショッピングサイトの匿名レビューなんかを見ていますと、「Gレンズ」らしくないだとか、16-70のほうがまだマシ。みたいなネガティブな意見を見かけます。

これはSONYの業務動画機「FS5」のキットレンズとして採用された、紛れもない動画向けレンズです。AFは確かに動画に最適化されている印象を受けました。なめらかなフォーカシングはSELP1650を上回る点として評価されるべきです。

総合的に考えて、私はこの購入に満足しています。

さて、次回は何について話そうかしら。