文化祭PVに推したい映像表現はこれ

日常雑記
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ごきげんよう、雪原てとらです。

普段はYouTubeにて映像学区シリーズを展開しています。

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今作るべき文化祭PVとは。

映像学区の視聴者さんよりこのようなDMをいただきました。

今度文化祭でPV作るんですが、コツを教えてください🙄

(激しく要約)

高校の文化祭PV作成にかかわった身として、インターネッツに残しておきたい情報もあります。雪原てとらにとって、映像の世界に畏れ多くもエントリーするきっかけとなったのが「文化祭PV」づくりでありますし。

文化祭PVの流行は、およそ10年ほど前から始まった気がします。当時は「バカッコイイ動画」なんかが流行っていました。

今もその伝統をずるずる引きづっている文化祭PVは多く見かけますし、逆にどう作ったのか理解できないようなエフェクトごりマシの映像も多くあります。

で、疑問に思ったんですよ。ド陰キャな私はこう考えた。

内輪のネタ、流行に乗じた青春動画でみんな楽しめるのか?

文化祭自体、陽キャ感あるイベントです。じゃあ陽キャにだけウケればいいかっていうとどうか。

確かにそれが全国のスタンダードではあります。けれどもやろうと思えば何でもOKな文化祭、「普通」にしたら面白くないんですよ。

陰キャな生徒が英単語帖さえ持ってくるPV上映会。これを変えるには、相当に考えて作ることが必要です。

じゃあさ。逆に陽キャも陰キャもゲストも楽しめたら、最高に面白いのでは。

「すげぇ」といえる雰囲気、そして「エモい」という感情。これをそろえれば、誰もが釘付けになれる映像作品に仕上がるのではないでしょうか。

ネタで勝負するのもいいけど、うちらは技術で”さりげなく”勝負をかけてみるか。

やはりCinematicを採用してみては

もし映像にバリバリの自信があったりするならば、まぁそもそもこの資料を読むことは無いはずでしょう。そんな人はごく少数です。ご安心を。

どんなジャンルを目指すべきか。

まだ映像に自信の無い場合、はじめのPVは「Cinematic Vlog」を真似て制作するのが最もカンタンかつ良いものに仕上がるはずです。

3Dもアニメーションなにもいらないですし。

例えばこんな感じです。参考↓

このジャンルは数年前から日本に上陸しています。ですが、この人だけ追っかけておけば大丈夫みたいな安心感のあるチュートリアルは少ないです。

そんな事知っているよ、っていう知識ばっかりなチュートリアルであれば、あんまり見なくていいと思います。日本のチュートリアルをひととおり見たら、違う世界へ飛び出てはいかがかしら。

今日からあなたはもっと海外のチュートリアルを見るべきです。

海外を見ろ。

撮影してみよう

今回の記事は、iPhoneなどスマートフォンで収録するケースを念頭においています。今のスマートフォンはかなりの数がFullHD 60p撮影をクリアできているので、予算不足ならiPhoneでもOK。

ただしiPhoneで撮影するにしても、あなたは映像の基礎をある程度知るべきです。「何をすれば完成度が上がるか」勉強する必要があります。

もちろん一眼があれば最高ですが、全員が全員持っているわけではないでしょうし。

できれば、スタビライザーを用意する。

OSMO Mobileシリーズがおすすめです。

一眼用のジンバルよりカンタンです。ぜひ触っておくべき。

 参考↓

スタビライザーを用いる場合、動きは1直線。

 

横方向(“パン”といいます)・縦方向(“チルト”といいます)・その場で上を見上げて一回転(“ロール”だったかな)。

いずれにせよ動きを一方向にしましょう。欲張ってはいけない。

FullHD60fpsで撮影する→あとでスロモできる。 

120fpsを用いれば、飛び道具的な表現ができる。そうでなくとも60fps撮影しておくと無難です。動画完成時に最低24fps程度確保すればいいので、50%スローモーションができる自由度の高い素材となります。

シャッタースピードの選択ができるならば、50or60固定でやりましょう。

タイムラプスも良い選択肢。

 →企業CMではよく使われています。タイムラプス表現にもいろいろと種類がございます。「ハイパーラプス”Hyperlapse”」についても知る。

参考のチュートリアルを載せておきます。

タイムラプスはただ倍速にすればいいというものではありません。「フレームブレンド」をかけるなどしてブレを出さないと、ただのヌルヌルした面白くない映像になってしまいます。

人を撮る

iPhoneの手ブレ補正、画角は人物撮影に最適化されている印象を受けます。

そりゃまぁ当たり前です。

ところが紹介ビデオの撮影において、おそらく初心者が最も手を出さないのは人物撮影です。これをやらないのは映像の半分を捨てているようなものです。

 “iPhone Transition”を検索しておく

Broll」「cinematic」のTutorialを見てみよう。このトランジション表現は人を撮影するときに絶大な効果を発揮します。

きっといい表現に出会える。 プロの作例を勉強し、一部取り入れる。

写真を撮る時は、 “光”を追いかけてみましょう。

↓の動画でも述べましたけれど、写真が動画で使えるケースは多くあります。

静止画とはいえ、拡大してXY軸方向の動きを加えれば1つの流れを作り出せます。

センサーサイズの小さいiPhoneです。まずは「光を取り込む」ことを重視しよう。

太陽のフレアを入れて逆光気味に撮れば映えるよ、なんて言っているクリエイターもいるくらいです。全力で光を探していこうか。

とにかく多くのモノを撮る。

学校までの交通機関・階段など。

人や校門、グラウンドなど「誰でも撮りそうなもの」だけ撮影したって面白くないですよ。地味なところにも着目しよう。

交通機関なんて情報の塊です。ちょっと映像に欲がでてアニメーションに挑戦したくなったら、こういう”情報”のほうが作りやすいもんです。

編集していこう

・動画編集はぜひPCで

ショートカットキーの有無や安定性など、総合的に見て効率的です。

もっとも「重くない・使いこなせる」環境がある前提ですので、結局はあなたの使いやすい編集手段がベストですけれどね。

Cinematicジャンルであれば、私は「Davinci Resolve」という編集ソフトを選択します。これからいう編集がすべて不自由なく¥0で可能だからです。

・1080p 24fps程度に仕上げる

初心者の方は、「数値は高ければ高いほうがいい」とかいう謎の考えをもっています。だから考えることもなく、フレームレートを60fpsにするとか暴挙に走ります。

理由を考えて、60fpsを使っていますか?

人間の目から見る上では、鉄道など動きモノでもない限り24or30fpsが一番マトモです。

動画というのは24fps以上を保ちつつ、適度なブレがなければならない。ところが60fpsになるとヌルヌルになり「24fpsにはあった映像作品の余韻・ブレ」が失われてしまいます。

・色調補正

iPhoneの色合いは割ときれいです。色調補正は「各素材の色味を均一にする」くらいに留めるべきです。

極端な色にして喜ぶ人はあまりいないと思います。今は、エモい映像を落ち着いた色に仕上げる時代です。ズレまくりの実写色調が流行ったのは一昔前のことです。

カラーコレクションについて知識を深めましょう。本格的な撮影では「Log撮影やRAWで階調豊かな撮影を行い、あとで適切な色にもどす」というワークフローがあります。

※ただしiPhone撮影で中途半端にからカラグレをすると往々にして破綻します。というか雪原てとら自身コレクション不得意説があります。α6300もFullHD 8bitだと破綻するので。

こちらDavinci resolveのオート補正機能↓

【DaVinci Resolve】1カット3秒で色調補正したい
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・手ブレ補正

DaVinci ResolveやPremiereをお使いならば、ソフト側でも手ブレ補正が効きます。上手に使ってみよう。とくにタイムラプスや固定撮影では有効。

・スローモーションを使う

60fpsで撮影して、24fpsで出力する理由のひとつです。

スロモすることで、手ブレをおさえられます。

また120fpsのようなハイフレームレート素材をスローモーション化することで、印象的なシーンを優雅に魅せることができます。

・空のキャンバスは残さない

1920×1080の動画を作るなら、1920×1080を使い切りましょう。

映像において”意図せず”何もない部分を残すのは、だいぶまずい行為です。

なぜならそれは、映像構成をコントロールできていないことを意味するからです。

どうしても1920×1080を埋められないならば、上下に黒い四角形=”クロップ”を入れましょう。素材の自由度が高まります。

・テキストを使う前に勉強せよ

デザイン知識がないとテキストは簡単にぶっ壊れます。

ある程度勉強するまで、テキストはいれないほうがいいです。

しばらくはプロの作品にできるだけ近づける配慮をしましょう。

テキストデザインの知識を学んでおくと、効率的に制作ができます。

↓まずはこのあたりから手をつけてみましょう。世界が変わります。飛ぶぞ。

・スピードランプ(速度の緩急)

多くの初心者Vloggerには緩急がまるで足りません。これはひとえに緩急が足りないからです。

もっと再生速度に緩急をつけてあげましょう。

良いCinematic Vlogでは、だいたいやっていることです。スピードの切替時、なめらかに切り替えられるとなおよし。

※カックンブレーキの車とやわらかなブレーキの車、どっちが乗り心地いいかっていう話とこの辺りは似ています。

切り替えのタイミングで効果音入れるとステキ。

サウンドデザインは言われなきゃ気づかない必須のテクニックです。